中国人とコミュニケーションするときのズレ
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中国人の友人との会話でちょっと違和感を感じる...
そんなことがあります。
相手が日本語で話していたとしても
こちらが中国語で話していたとしても
考え方やリアクションで疑問を感じることも。
今回はそんな例を取り上げていきましょう。
相槌 リアクション
日本人は話をしていると「あ~」とか「うん うん」
というような相槌をしますよね。
中国ではあまり日本人のように大げさな反応をする人は少ないです。
このように書くと中国人が異様な感じがするかもしれませんが、世界的に見ると日本人のように大げさな反応をする民族のほうが珍しいのかもしれません。
わたしも中国風の相槌に慣れてしまったので
日本でラジオ番組やテレビ番組を見るときに、アナウンサーや司会者の相槌に違和感を感じます。
以前、このことをブログでも紹介したことがあるのですが
欧米などの諸外国でも、やはり中国のように相槌をすることは少ないというコメントをたくさんいただきました。
欧米などでは、無駄な相槌をせずにじっと相手の目を見て話を聞くというのがマナーのようですね。
単位
色々な単位がありますが、例えば「重さ」の単位があります。
日本では「グラム」と「キログラム」で重さを表現しますね。
中国では「斤」という単位をよく使います。
これは500gのことなんですが
果物でも人間の体重でも「斤」を使うんです!
例えば中国人の女性が
「最近わたし5斤痩せたんだ!」というような場合
日本人はついつい頭のなかで計算してしまいがち...
年齢
「年齢」も中国人との会話で難しいポイントです。
というのは中国では「实岁」または周岁と「虚岁」という数え方があるからです。
「实岁」...実際の年齢
「虚岁」...伝統的な数え方
つまり日本のように
生まれた時を0歳として考えるのが「实岁」
これに対して
「虚岁」というのは
生まれた時を1歳と考えて、旧正月(春節)を過ぎるとさらにプラス1歳という数え方です。
例えば来年の旧正月(春節)は1月25日なので
もし1月24日に生まれたとしたら 次の日にはいきなり2歳になっているというw
これがあるので中国では年齢を把握するのが難しいですね。
ちなみに中国の地域によって「实岁」を取り入れていたり「虚岁」を採用していたり違いがあるのでややこしいんです。
しかも誕生日が旧暦だったりするので、日本の数え方とはまた違ったりすることも。
一番わかり易いのは「19〇〇年生まれ」というように年を出す方法です。
ちなみに日本の場合には年号があるので、これも外国人には把握できない独特の文化かもしれませんね。
どれくらいの期間
期間に関しても中国人とのコミュニケーションでは注意が必要です。
例えば よくあるのが
「期間」を尋ねた時に
(このイラストは2016年に作成したものです)
その期間ではなく、何年から始めたかを言いがち
なぜかはわからないのですが、このように答えられるパターンが多い気がしますね。
これも何故このように答えるのかを聞いたことがあるのですが、はっきりした回答を得られたことはありませんでした。
方角を使いがち
これも中国でよくあったコミュニケーションのズレですが
その場所に住んでいないと、どちらが北か南はわからないので
非常に困りました。。
右とか左のほうがわかりやすいと思うのですが...
これも文化や思考パターンの違いなのでしょう。
まとめ:言語と思考パターンは別物
思考パターンや考え方というのは知らない間に染み込んでいるものです。
外国人の思考パターンなどを知れば知るほど、日本人の思考パターンの特徴に気付かされることも。
日本では「常識」となっていることも、国際的には「非常識」であることもあります。
色々な文化に接することで、より自分の文化や伝統を客観的に見ることができるようになりますね。